- 白内障手術は医院やクリニックで行えますが、実際にはどういった手術方法があるのでしょうか。
また安全性はどうなのでしょうか。
ここではそんな疑問を解決すべく、白内障手術とその歴史、安全性について見ていきたいと思います。
- 白内障手術とは | 白内障手術の歴史 | 白内障手術の安全性
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白内障手術とは
白内障手術は現在では超音波乳化吸引術を行って眼内レンズを入れるというやり方が一般的です。
角膜(黒目の透明な部分)を切る角膜切開法と白目にある結膜という皮を少し切って、そこから強膜を通って角膜を切る強角膜切開法の2種類が主流になっております。
また近年、フェイコ・プレチョップ法と呼ばれる手術が主流になりつつあります。
フェイコ・プレチョップ法は水晶体の破砕・除去を速やかに行うことができ、眼球切開の規模も1.8ミリメートルまで縮小される上、副作用としてしばしば発生していた乱視などもほとんど発生しなくなるというメリットがあります。
その為、手術時間が短く済み日帰りでの手術が可能になりました。
術後も縫合は行わない、いわゆる無縫合手術で行われることが多く、近年の医療技術の発達に伴い、白濁した水晶体の核を超音波で乳化破砕して吸引除去し、皮質の処理を行った上で、温存しておいた水晶体嚢(水晶体を包んでいる袋)に眼内レンズを挿入する方法が一般的です。現在では眼内レンズは折りたたんだり、眼内レンズを挿入するためのインジェクターを使用する方法が開発され、切開創の幅も3mm以下で行うことが可能となりました。また水晶体嚢を温存できなかったり水晶体嚢を支えているチン小帯(筋肉の繊維)が弱く、水晶体嚢を利用できない場合は、眼内レンズを縫い付けるまたは、前房内に挿入する場合もあります。
また手術の実時間も10〜40分で終わり(症状が進行してからの手術の場合、水晶体が固くなり過ぎて超音波で砕くのに時間がかかり、手術時間が延びる場合がある)、「日帰り手術」が可能となり、患者への負担が飛躍的に軽減しました。
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白内障手術の歴史
白内障手術は実に2500年も前から行われていました。
古代ギリシアの医学者ガレノスは目の中に針金のようなものを差し入れ、目の中(硝子体内)に落下させて濁りを無くす方法で手術を行っていました。
1800年以降には手術により濁った水晶体を取り出す(水晶体摘出)手術に変わりました。
1949年にイギリス人リドレーが眼内レンズを発明しました。取った水晶体の代わりに人工のレンズ(眼内レンズ)を目の中に移植する手術が可能となりました。
1960年代、冷凍法にて水晶体を吸い付けて全摘出する手術方法が確立されました。
1970年代は厚さ5μの水晶体の皮膜を残して水晶体の核を娩出し、この皮膜を利用して眼内レンズを固定する手術方法が確立されましたが、切開創の幅は11mmと大きく、かなりの術後炎症や術後乱視を生じました。。
1980年代は超音波乳化吸引装置が進歩し、水晶体を取り出す方法も黒目の周りを半周切って水晶体を取り出す方法から、目の中で水晶体を細かくしてから目の外に取り出す方法になり、目を切る幅も3mm以下になりました。
2000年代には切開創は3mm弱が主流になり、手術の安全性が高まりました。白内障手術は「水晶体再建手術」と呼ばれ、「開眼手術」から「屈折矯正手術」へ大きく変貌を遂げました。現在国内で年間100万眼の手術が実施されており、白内障手術は以前よりも身近なものとなりました。
このように白内障は古くから治療の方法が改善されてきていました。
そして、2年ほど前から新しく多焦点眼内レンズと呼ばれる眼内レンズが発売されました。
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白内障手術の安全性
- 白内障手術は最も安全な手術の一つとして世界で広く行われていますが、手術後10%の方が再手術を受けているのが現状です。また、手術は高齢者が受けるケースが多いため、患者自身の体力が回復状態に大きな影響を与えることも念頭に置いておいた方がいいでしょう。
<白内障の合併症>
一般的な白内障手術の術中・術後の合併症として、次のようなものが報告されております。
■緑内障 (0.2〜2.5%)
■後嚢破損 (1%) 駆逐性出血 (0.55%)
■水晶体落下 (0.1%) 眼内炎 (0.06%)
■その他(網膜剥離、術後高眼圧、嚢胞性黄斑浮腫、視力低下、眼内レンズ偏移、水疱性角膜症、麻酔薬によるアレルギーやショックなど)
術中駆逐性出血や術後眼内炎が発生した場合は失明の可能性があります。また、アトピー性皮膚炎の患者の場合は後嚢や毛様体小帯が弱い傾向にあり、後嚢破損や水晶体落下の危険性があります。
手術を行わない場合は、最終的には失明に至り、発展途上国においては失明原因の第1位となっていますので、目に違和感を感じられたら速やかに眼科での検査を受けましょう。
手術に恐怖感がある方、体力的に不安な方、初期の白内障の方、手術を決断するまで6ヶ月以上時間のある方は、まず目薬による治療を試してみることをお薦めいたします。
いままでの目薬治療は、白内障の予防効果を期待する程度の効果しか臨めませんでしたが、近年「非加水分解カルノシン」という物質が白内障治療に有用であることが発見され、米国特許、EUの安全規格CEマークを取得しました。
白内障治療において画期的な発見と言えるでしょう。
詳細は「非加水分解カルノシン点眼薬による治療」をご覧ください。
現在、非加水分解カルノシン点眼薬は商品化され、インターネットを通じて入手することができます。
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医院の選び方
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白内障手術は様々なリスクを伴うという事を意識した上で、医院は慎重に選ぶべきです。
きちんとした事前検査、手術の方法(メリット・デメリットなどの説明)、アフターフォローまた、院内の清潔さや雰囲気も重要ポイントです。
白内障治療医院医院の評判、感想をお待ちしております。
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