犬の目の病気

犬の目の病気
犬にも目の病気があります。犬は視覚に頼るところが少ない分、多少視力が落ちても自分では気にならないようですが、最終的には失明にまで至ってしまう可能性があります。言葉で訴えることのできない分、飼い主が気をつけてあげることが必要です。

犬の目の病気の種類

犬も人間と同じように目の病気にかかります。角膜炎、結膜炎、硫涙症(涙やけ)、白内障、緑内障など人間もかかる病気がほとんどですが、白内障と緑内障は、失明にまでつながります。
その中でも最も羅病率が高く、やっかいな病気が白内障です。白内障の最大の原因は人間同様老化であり、6歳以上の犬の白内障はそのほとんどどすべてが老化によるものといっても過言ではありません。

犬の視覚障害に気づくには

犬は元来視力の弱い動物で、人間で言えば近視に当たります。人間ほど視力に対する依存度は強くないので、犬が視力を失っても、飼い主がすぐに気づかないことも往々にしてあります。特に片方だけに視力障害がある場合は、飼い主が生涯それに気づかないこともよくあります。

実際に愛犬が視力を失なっても、2、3日過ぎるまで気がつかなかったり、もっと遅い場合は2、3週間後にようやく気がつくというケースも少なくありません。飼い主によっては、1、2カ月後に気がつくというケースもあるくらいです。

なぜこういうことが起こるかと言えば、犬の場合は人間と違い。視力を失うことが、人間と比べると生活に重大な影響を与えるわけではないからです。家のなかにいる限り、家具類の配置を覚えているので、眼が見えなくても犬はものにぶつかったりしません。ですから、視力を失っても飼い主は気がつかないケースが多いのです。

しかし、家のなかでも、以前は上っていた階段にうまく上れなくなれば、視力障害に気がつくでしょう。また、外に出てまったく知らない場所や段差のあるところへ行った場合、犬がぶつかったりつまづくことによって、眼が見えにくくなったことがわかると思います。

ほかにも犬を観察していて、以前に比べて臆病になったとか、神経質になったという場合には、眼が見えにくくなっている可能性があります。

家庭でできる最も簡単な視力のテスト法があるので、覚えておくと便利です。綿やティッシュぺーパーを丸めて犬の頭の上から落とすという方法です。できれば犬を台の上に乗せてあげるといいでしょう。これを左右両方の眼についてテストします。

丸めた綿やティッシュペーパーを、まず右側の眼の前を通過するように頭の上から落とすと、通常であれば犬はそれを眼で追うはずです。しかし、眼が見えていなければ、落ちるものを追いません。左眼についても同様のことを行ないます。ただし、落としたときに音がすれば、犬はその音によって気がつくことがあります。
ですから、落下音がしないように気をつけてください。ティッシュでも固く丸めると落下音がしますから、なるべく柔らかい場所に落とすようにしましょう。
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